以前は別の場所で「春楽」の名で営業していたが、数年前に八潮市役所前に移転して屋号を改めた。春楽時代から浅草開化楼を使用。埼玉ではおそらく最古参じゃないだろうか。不定期週末に限定メニューを提供。
公式HPの薀蓄を全く読まず、敢えて予備知識なしで挑んでみた。見た目はネギの下に炙りチャーシューが2枚隠れているくらいで何の変哲もない豚キムチ風味のピリ辛系ラーメンなのだが、食っていると自然と笑みがこぼれてくるのがわかる。理由が全くわからないが、今日の4食目にもかかわらず箸を持つ手が止まらない。口に広がる自然な甘味。イヤな後味が全くしない。なんだろうこの旨さは!エクセレントプラスプラスだ!
帰ってから正解(笑)を見てみたら、白菜に秘密があったようだ。あれこそ野菜本来の甘みだったのか!「素材のよさに勝る調理法なし」とは「美味しんぼ」などでたびたび主張されることだが、これを引き出すのが調理人の仕事だとしたら、これはまさにエクセレントな仕事だと言える。なるほど心のこもった仕事というのは、理屈ではわかんなくても人間の本能に訴えかけるのだなあ。井之上屋のかけが「頭で味わうラーメン」なら、がいこつ軒は「
心で味わうラーメンの極北」と言えよう。本物の美味しさに言葉など不要。食えばわかるさ迷わず食えよ(笑)。いやホント、こういう本物の味のわかるラヲタになりたいものだよ。精進します(笑)。
あやうく忘れそうになったが、一応開化楼麺にも触れておくと(笑)手打ち風の手もみちぢれ麺といった感じで殊更に存在を主張せず素材の引き立て役に徹している。世間一般の開化楼麺のバキンボキンなイメージ(笑)からは外れるようだが、これはこれで自分の役割をわきまえたいい仕事だと思う。
【参考】春楽(カルトラ7記事)