
マトヤのからくりつけ麺(普通盛り)800円
1日20食限定。100円増しで大盛、50円増しで「節系」を選ぶことができる。


スープは汐と豚骨のブレンド。土鍋容器は熱くて触れないから麺をしゃぶしゃぶして食べる以外にないが、それゆえ太麺に乗りにくいさらさらしたスープでは濃度不足が否めない。ただしこれは「節系」を選べば魚粉が麺にまとわりつくから多少マシになるだろう。
「からくり」を謳うスパイスはガラムマサラとシナモンをブレンドしたような風味。
スープ割は別容器で提供。汐のスープそのものが味わえるのでいろいろ参考になる(笑)。
というわけで「つけ麺をアツアツで食べてもらおう」とか「食べ飽きしないよう途中で味変えできるようにしよう」という発想そのものはいい。ただ、実際食べてみて正直「小手先の工夫」という感じが否めないのも確か。麺には力を入れたようでせっかく製麺屋もがんばったみたいなので、スープの方も小手先の工夫に走る前にまずは正攻法で味の追求をしてみてはいかがだろう。
ちなみにアタシは「つけ麺をアツアツで食べるのなら、麺を温かくするのがベスト」と考える。つけだれ容器を熱くすると、とにかく食べづらいしやけどの危険があるのがイヤだ(笑)。それにいくら土鍋や石焼容器で保温性を高めたところで、冷たい麺を浸ければイヤでもつけだれは冷めてしまうのだ。
かつては「麺がふやけるからイヤだ」などと敬遠されてきたあつもりだが、今は「あつもりに耐えられる麺を作ればいい」という考え方が主流であり、頑者や六厘舎の麺はいずれもその問題をクリアしている。また、アタシが昨年プッシュしていた「スープ入りつけ麺」なんてのはまさにつけ麺をアツアツで食べさせるためのベストな実現方法の一つなのであり、麺をダシに浸すことでただ浸けるよりもダシ味を感じやすいメリットも加わるのだ。